26/10/05

10月はピンクリボン月間。乳房の健康から考える、女性に寄り添うものづくり

毎年10月は「乳がん月間」です。

街中や企業のWebサイトなどで、ピンク色のリボンを目にする機会も増えるこの時期。ピンクリボンは、乳がんについて正しい知識を広め、検診や早期発見の大切さを伝えるためのシンボルです。
今回は、女性の健康を支える「フェムテック」という視点から、乳房の健康と、私たちの日常、そしてものづくりとの関わりについて考えてみます。

「ブレスト・アウェアネス」を知っていますか?

近年、乳がんについて考える際に「ブレスト・アウェアネス」という言葉が使われるようになりました。
ブレスト・アウェアネスとは、特別な検査を毎日行うということではなく、「日頃から自分の乳房の状態に関心を持ち、変化に気づくことを意識した生活習慣」のことです。
たとえば、入浴や着替えなど普段の生活の中で、自分の身体を何となく見る、触れる。その中で「いつもと違う」と感じる変化があれば、医療機関へ相談する。
自分の身体の「いつもの状態」を知ることも、女性の健康を守る大切な習慣のひとつです。
また、40歳以上の女性には、2年に1回の乳がん検診が推奨されています。

女性の身体は、ライフステージとともに変化します

女性の身体は、思春期、妊娠・出産、授乳、更年期など、ライフステージによって大きく変化します。
乳房もそのひとつです。
月経周期による張りや痛み、妊娠・授乳期の変化、更年期以降の変化など、女性にとって乳房は生涯を通して変化していく身体の一部でもあります。
しかし、忙しい毎日の中では、自分の身体について考えることを後回しにしてしまうこともあります。

仕事、家事、育児、介護。

誰かのために動いているうちに、自分自身の健康への関心が薄れてしまうことは、決して珍しいことではありません。
だからこそ、ピンクリボン月間を「検診を受けなければ」と考えるだけでなく、自分の身体に少し意識を向けるきっかけにしてみてもよいのではないでしょうか。

フェムテックは「困りごと」に気づくことから

フェムテックというと、月経管理アプリや生理用品、妊活、更年期対策などを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、その領域はそれだけではありません。

女性の身体や健康に関する課題を見渡してみると、検査、診断、治療、セルフケア、術後の生活など、さまざまな場面があります。

そして、その一つひとつに、

「もう少し使いやすかったら」
「もっと負担が少なかったら」
「衛生的に扱いやすくできないだろうか」
「この形状なら使いやすいのではないか」

といった、小さな困りごとがあります。
こうした声を拾い上げ、技術によって解決していくことも、フェムテックの大切な役割だと私たちは考えています。

女性に寄り添う「ものづくり」を

私たちベテルは、プラスチック射出成形を中心に、医療機器・医療関連製品の製造に携わっています。
フェムテック分野においても、単に「女性向けの製品をつくる」ということではなく、「実際に使用する女性の身体や生活、その製品を使用する医療従事者の視点まで考えたものづくり」が必要だと考えています。

 肌に触れるものなら、材質や表面性状はどうするのか。
 日常的に使用するものなら、持ちやすさや扱いやすさはどうするのか。
 医療現場で使用するものなら、衛生性や安全性、量産時の品質をどう確保するのか。

一つのアイデアを実際の製品にするためには、さまざまな検討が必要になります。
プラスチック射出成形には、材質、形状、金型、成形条件など多くの要素があり、アイデアを量産可能な製品へと落とし込むためには、製品開発の早い段階から製造方法を検討することも重要です。

「こんなものがあったら」から、ご相談ください

女性の健康に関する課題には、まだ製品として解決されていない「小さな不便」が数多く残されているのではないでしょうか。
 
 医療従事者の方が日々感じていること。
 女性自身が生活の中で感じていること。

そして、フェムテックに取り組む企業の皆さまが見つけた新しいアイデア。
「こんな製品をつくることはできないだろうか?」
まだ仕様や形状が決まっていない段階でも、ものづくりの視点から一緒に考えることができます。

ベテルでは、医療機器製造とプラスチック射出成形で培ってきた経験を活かし、フェムテック分野の製品開発・OEM/ODMについてもご相談を承っています。
女性が自分の身体を知り、自分らしく過ごせる毎日のために。
私たちも「ものづくり」という立場から、女性の健康を支える製品づくりに取り組んでいきます。